「気持ち悪い」の正体──メディアのダブルスタンダードと民意の分断

はじめに

こんにちは、Burdonです。

近年、テレビやネット上で「気持ち悪い」というワードがやたらと目に入るようになりました。特に政治報道において、コメンテーターが自分の感情を強く押し出す場面が増えたと感じています。今回のテーマは、菊間千乃氏の「気持ち悪い」発言をきっかけに、メディアのダブルスタンダード、そして民意との乖離について徹底的に考察します。

菊間千乃氏の「気持ち悪い」発言とは何か

「気持ち悪い」という言葉の背景

7月29日のテレビ番組で、元フジテレビアナウンサーで現弁護士の菊間千乃氏が「裏金議員」が石破総理に辞任を求めることについて「すごく気持ち悪い」と発言しました。個人的な感情を公共の電波に乗せることには、正直なところ違和感を覚えます。言葉の強さは耳目を集める一方で、論理的な説明を後回しにしがちです。

弁護士コメンテーターの責任

弁護士という立場は本来、法的根拠や事実を重んじて発信すべきはずです。しかし今回のような「裏金」というレッテル貼りは、冷静な分析というより情緒的な印象操作に近いと感じました。視聴者の「共感」や「正義感」を煽るだけで、本質的な議論が抜け落ちてしまうことはメディアの常套手段です。

メディアに蔓延するダブルスタンダード

過去の事例にみる二重基準

今回、私が最も問題視したのは、菊間氏自身が過去に「未成年飲酒」の場に同席していたという事実です。自分や身内の問題にはダンマリを決め込み、他人の不祥事だけは激しく断罪する。これこそがダブルスタンダードの典型ではないでしょうか。

説明責任からの逃走

また、フジテレビの大きな問題が明るみに出た際に、菊間氏が肝心な場面で姿を現さなかった点も違和感しかありません。都合の悪い時だけ「休む」「逃げる」。その一方で公共の場では国民を代表するかのように語る──。この構図には強い憤りを覚えます。

民意と現実のギャップ

データが示す本当の関心

メディアはしきりに「政治と金」を騒ぎ立てていますが、実際に有権者が重視しているのは物価高や経済対策だという調査結果(読売新聞など)があります。政治資金問題にこだわる人はごく一部であり、国民の優先順位とは大きくズレているのです。

オールドメディアの時代遅れ感

この乖離は年々深刻化していると感じます。どのチャンネルを見ても「石破擁護」や似た論調ばかりが並ぶのは、既存メディアが自己保身と身内意識で動いている証拠です。結果、テレビ離れが加速し、視聴者がネットやSNSへ移行している現状は当然と言えるでしょう。

まとめ

今回の一連の発言や報道姿勢から、ダブルスタンダードの危うさと、メディアが民意からどれほどかけ離れているかを強く感じました。
・個人の感情や印象操作に流されず、データや事実を重視する目線を持つこと
・自身や身内の過去にもしっかり向き合い、同じ基準で評価すること
・一度処分が下ったことは、法治国家として「終わり」にする覚悟を持つこと
これらが今、改めて問われていると私は考えます。

おわりに

メディアの二重基準に対して「気持ち悪い」と感じるのは、決して私だけではないはずです。
一人一人が本質を見極める力を持ち、安易な感情論に流されない社会へと変えていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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