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石破降ろし終了。党利党略と日本政治の停滞──現場の空気感と市民がとるべき行動

目次 はじめに 石破降ろし終了、その本当の理由 「お盆休み」モードの自民党 石破を降ろすメリットがない永田町の論理 議員と党利党略の構造 選挙をやりたくない全政党の本音 3年間は公金チューチューの現実 メディアと政治の癒着・空気感 外交・安全保障の論点 トランプ前大統領の対日交渉 戦後80年の歴史認識と責任 私たち市民ができること まとめ おわりに はじめに こんにちは、Burdonです。 政治の現場は、表面のニュースだけでは見えてこない空気や打算、そして市民不在の“停滞”に満ちています。今回、石破降ろし(実質的な石破総理続投)の構図を出発点に、永田町で今何が起きているのか、自民党を中心とした「党利党略」と日本政治の現実について掘り下げていきたいと思います。 石破降ろし終了、その本当の理由 「お盆休み」モードの自民党 8月6日、広島原爆の日に合わせて石破総理が「戦後80年メッセージ」を出す出さないで議論されましたが、実際は「今月は絶対辞めない」という宣言そのもの。国会も閉じ、党内は「両院議員総会」すらガス抜きにもならず、お盆休みの空気に包まれています。取材現場でも「休みたい」「何も起こさずこのまま」が支配的です。 石破を降ろすメリットがない永田町の論理 一番の理由は、石破を降ろしても次にやるのは「解散総選挙」。昨年から続く逆風選挙の連続で、ようやく生き残った現職議員たちが「これ以上リスクは取りたくない」と考えているからです。自民党だけでなく、立憲民主党も執行部への責任追及どころではなく、選挙リスクから逃げたい空気。まさに党利党略だけが先行していま...

参政党記者会見ボイコット論争から見えた日本社会の問題点と報道の自由

目次 はじめに 記者会見ボイコット論争の発端 津田大介氏と記者クラブの役割 メディアの選別と“報道の自由”の現実 オールドメディア批判とネット時代の現実 “会見のおねだり”と雑学大会化 ネット配信と市民への情報公開 “活動家”化するメディアの課題 主役は国民、市民社会の成熟へ まとめ おわりに はじめに こんにちは、Burdonです。 最近の日本のメディア環境と政治をめぐる議論は、かつてないほど分断と混乱が表面化しています。特に参政党の記者会見をめぐる“ボイコット論争”は、記者クラブやメディアの存在意義、報道の自由の本質、日本の民主主義の課題をあぶり出す重要な事例だと感じています。今回、自分なりに率直な目線でこの問題を考察しました。 記者会見ボイコット論争の発端 津田大介氏と記者クラブの役割 ことの発端は、参政党が一部の記者やメディアの記者会見参加を事前登録・制限したことから始まります。これに対し、津田大介氏が「記者クラブは参政党会見をボイコットせよ」とSNSで呼びかけ、大きな反響を呼びました。津田氏自身は芸術監督やメディアアクティビストとして知られていますが、“記者でもない人”が記者クラブに呼びかけていること自体にも違和感を覚えました。 さらに、制限を受けたはずの記者たちも結局その後の会見に参加している現実を考えると、いったい何が“ボイコット”なのか、疑問が残ります。 メディアの選別と“報道の自由”の現実 この騒動をきっかけに、記者クラブのあり方や報道の自由についても改めて問われています。日本の記者クラブは、実際には“フリー”や新興メディア、YouTuberなどを排除するケースが多い一方で、義務教育中の中学生が取材できる会見も存在します...

参政党台頭の本質と日本政治の危機──ポピュリズム時代の処方箋を考える

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📖 目次 はじめに 参政党の急成長、その裏側 なぜ「普通の人」が参政党を選んだのか 外国人問題の強調は誰の責任か 日本のポピュリズム現象の正体 欧米との比較と根底にある不満 「日本人ファースト」の二面性 既存政党への根強い不信 リベラル勢力はなぜ支持を失うのか 参政党の組織戦略と他党の遅れ 今後の日本政治と有権者へのメッセージ まとめ おわりに はじめに こんにちは、Burdonです。 ここ最近、SNSやネット世論を中心に「参政党」という新しい勢力が急浮上しています。一方で、長年の与党である自民党、そしてリベラルを自認する勢力も、それぞれに苦しい立場に追い込まれています。 今回は政治学者・白井聡さんの発言を手がかりに、なぜ参政党が台頭したのか、そこから今の日本政治の本質的な危機について、私自身の見解も交えながら掘り下げていきます。 参政党の急成長、その裏側 なぜ「普通の人」が参政党を選んだのか 参政党がここまで支持を拡大した理由について、よく言われるのは「極端な主張」や「排外的スローガン」です。しかし実際には、 いわゆる過激派やイデオロギー先行型だけでなく、ごく普通の主婦やサラリーマン、生活者層が投票先として選んだ という点に注目すべきだと感じています。 「日本人ファースト」「日本をなめるな」といったキャッチフレーズは、単なる右派的メッセージではなく、 長年“自分たちが国に見捨てられてきた”という漠然とした不満・疎外感 の受け皿になったのだと私は見ています。 外国人問題の強調は誰の責任か ...

自民党完全終了の本質──ネット規制と「ゲル化」する日本政治を考察する

目次 はじめに 世論調査と「辞任不要」数字のトリック 辞任不要47%の本当の意味 自民・野党ともに支持率大幅減少 国会と野党の実態──誰も選挙をしたがらない理由 全政党「ゲル化」現象と保身主義 SNS時代の言論・情報の本質的変化 情報構造の転換と「風化しない時代」 SNS規制と自由への危機感 まとめ おわりに はじめに こんにちは、Burdonです。 今回は、JNN世論調査や国会情勢、SNS規制の話題を通して、今の日本政治がどれほど危機的かを自分の視点でまとめていきます。報道や世論調査のカラクリ、与野党すべての「ゲル化」現象、そして何より危険なネット規制の流れ──この国の未来を憂う方にこそ読んでいただきたい内容です。 世論調査と「辞任不要」数字のトリック 辞任不要47%の本当の意味 JNN世論調査で「石破茂政権は辞任する必要がない」が 47% という数字が示されました。一見、自民党がまだ支持されているようにも見えますが、実態は全く違います。 なぜなら、「辞任不要」と答えた人の多くは “アンチ自民” を含んでおり、「自民党がこのまま自滅するのを見届けたい」「わざわざ退陣を求めるほど興味もない」という冷めた層が大半だからです。 世論調査の数字は一見すると客観的な民意のようでいて、実は「質問の仕方」や「集計の枠組み」で全く意味が変わります。実際の「辞任不要」の中身は、 自民党にとどめを刺したい国民感情 の現れと受け止めるべきです。 自民・野党ともに支持率大幅減少 今回の調査では 自民党の支持率が22% まで低下しただけでなく、立憲民主党も大幅な票減となっています。昨年末の衆院...

オールドメディアの終焉?参政党記者排除騒動から考える政治と報道のリアル

目次 はじめに 記者排除騒動とその背景 オールドメディア vs 政治勢力の対立 記者が排除された理由とは マスメディア報道の問題点 報道の中立性と政治的バイアス 記者による“嫌がらせ取材”の実態 SNS時代の新しい情報流通 政治家が直接語る時代へ オールドメディアは本当に必要か まとめ おわりに はじめに こんにちは、Burdonです。 今回は、いま話題になっている 参政党の記者会見排除騒動 について、自分なりの視点で深掘りしていきます。「オールドメディアの終焉」や「記者と政治の癒着」など、普段から感じてきた問題意識と体験談も交えて解説します。 報道や政治に関心のある方はもちろん、「なぜ今これほどまでにSNSが力を持ち始めたのか?」と疑問を感じている方にも読んでいただきたい内容です。 記者排除騒動とその背景 オールドメディア vs 政治勢力の対立 今回の主役は、神奈川新聞の石橋学記者、東京新聞の望月衣塑子記者、そして参政党です。 8月1日、臨時国会初日に行われた参政党の会見では、これまで排除されてきた2人の記者が久々に会見に出席しました。 この件は単なる一記者の出入り問題に留まらず、 「報道の自由」や「メディアと政治の関係」 という、現代日本が抱える本質的なテーマを浮き彫りにしています。 記者が排除された理由とは 石橋学氏と望月衣塑子氏が会見から排除されたのは、「取材」を超えた行動があったからだとされています。参政党側の主張によれば、 選挙活動の場で明らかな妨害や、極端なまでにカメラを近づける“嫌がらせ”行為があった とのこと。 ...